3つの検査で貧血の有無や種類を調べます

採血して、全身の組織に酸素を運ぶ「赤血球」の数、赤血球の働きを助ける「血色素(ヘモグロビン)」、血液中に含まれる赤血球の割合を示す「ヘマトクリット」を調べます。数値が低ければ貧血が疑われます。

赤血球数(RBC)
赤血球は肺で受け取った酸素を全身に運び、体内で発生した二酸化炭素を回収して肺に放出する「ガス交換」をおこなっています。赤血球数とは、静脈を流れる血液1μl(マイクロリットル)中の数をいいます。

男性は4.10〜5.50、女性は3.80〜4.80が基準値です。妊娠中の女性は基準値の範囲内で低めの数値となります。また、喫煙者は高くなります。

血色素(ヘモグロビン)
赤血球に含まれるヘムたんぱく質で、酸素の運搬役を果たしています。赤血球が酸素を運べるのは、ヘムの主成分である「ヘム鉄」が酸素と結びつくからで、血液が酸素を運ぶ力は血色素(ヘモグロビン)の量と比例します。

基準値は成人男性で13.5〜16.5g/dl、成人女性は11.5〜14.5g/dlとなっています。

ヘマトクリット
血液全体に占める赤血球の割合(容積比率)を、ヘマトクリットといいます。血液を遠心分離にかけて固形成分と血漿に分け、固形成分の割合を測定します。

上記の検査の結果、貧血と診断されたら、その原因を明らかにする必要があります。ほとんどは鉄欠乏性貧血ですが、胃・十二指腸潰瘍や子宮筋腫などの体内の出血源があれば、すぐに治療をはじめます。

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