肥満による健康障害を合併しており、体重減少が必要な状態

肥満は、肥満組織が過剰に蓄積した状態ですが、現在、肥満の判定は、身長と体重から算出されるBMI( 体重(kg) / 身長(m)の2乗 )によって行なわれ、この値が25以上を肥満としています。

食事療法と運動療法で治療します

肥満の状態にあって、それに起因または関連して健康障害を合併しており、医学的に体重を減らす必要があると判定される場合を、肥満症と呼んでいます。
肥満に起因する健康障害には、糖尿病(2型)、高血圧症高尿酸血症高脂血症狭心症などの心疾患、睡眠時無呼吸症候群などがあります。

肥満症の原因
食べ過ぎや運動不足による単純性肥満と、ほかの病気がもとになっておこる症候性肥満の2つに分かれますが、ほとんどの場合が単純性肥満です。

単純性肥満は摂取したエネルギーに消費エネルギーが追いつかず、余分なエネルギーが脂肪として体内に蓄積されるものです。一方、症候性肥満は食欲を支配する視床下部の障害のほかに、ホルモン異常によるものがあります。フレーリッヒ症候群やクッシング症候群、インスリン産生腫瘍などです。

肥満症の治療
症候性肥満では、原因となる病気の治療を優先的に行ないます。単純性肥満の場合は、食事療法と運動療法を行ないます。食事は、管理栄養士の指導で、摂取エネルギー量を抑え、タンパク質やビタミンなどが不足しないように、栄養バランスのよいものをとります。
同時に、速歩やサイクリングなどの有酸素運動を1日30分程度、毎日続けるようにして内臓脂肪(内臓の周りについた脂肪)を燃焼させます。

肥満だと、常に心臓や血管などに負担が掛かるので、心臓病や動脈硬化、糖尿病にかかりやすくなります。肥満は寿命を縮めるのだということを真剣に考えて、強い意思を持って臨みましょう。

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